Posted by
MAKI on
0

どうも、ブログスタッフのゆっこです。
今回は災害時に使う非常用トイレが犬用のペットシーツ(トイレシート)で代用できると聞いたので、実験してみました。
まずは結果から。
・ペットシーツは非常用トイレとして十分代用できる
・しかも防災グッズのトイレより安く準備できる
(2,000~4,000円/100回分)
・ただし、ペットシーツが保管にかさばる
なお、以下の説明は自宅の洋式トイレ(便器)を利用した方法になりますので、在宅避難向きの解説になることをご了承ください。
(車中泊の場合は別途、組み立て式の便器などをご準備ください)

必要なものは、
(1) 犬用ペットシーツ(レギュラーサイズ 約1,000~1,600円)
(2) 45リットルポリ袋 (ペットシーツと同数+数枚)
(3) 消臭袋かキッチンポリ袋 (ペットシーツと同数)
です。
ペットシーツはユニ・チャームのデオシートが消臭力・吸水力が高くておすすめですが何でもOK。猫飼いさんは猫砂でも♪
ポリ袋(ゴミ袋)は45リットルがベスト。
30リットルはビミョーに小さかったです。
消臭袋はわが家はBOSという会社の製品を使っています。
100均の消臭袋や普通のポリ袋でもいいと思います(↓写真はダイソーで購入)

消臭袋のサイズは、ふつうのキッチンポリ袋くらいの大きさ(25×35cm)以上がおすすめ。

BOSの消臭袋SSサイズ(17×27cm)は犬用にはちょうどいいのですが、人間用にはギリギリすぎました。
BOSの商品ならSサイズ(20×30cm)か、できればMサイズ(23×38cm)以上がおすすめ。


ペットシーツを使った非常用トイレの作り方はとっても簡単です。
(1) 便座の下に1枚目の45リットルポリ袋をかける(汚れ防止用)
(2) 便座の上に2枚目の45リットルポリ袋をかける(交換用)
(3) 便器の中にペットシーツを1枚しいて、用を足す
以上です。
※(1)のポリ袋は取らないでください(トイレの水がつくのを防ぐ用です) ※ペットシーツはトイレに流さないでください |
---|
トイレが終わったら、(2)の便座の上にかけたポリ袋ごと消臭袋に入れてポイしましょう。
毎回ポリ袋を捨てるなんてもったいないよー!
っていう方は、ペットシーツだけ交換しても構いません。
ただし、シーツ裏に飛び散った水滴で手が汚れることがあるのでご注意ください。
★トイレは何回分準備したらいい?

災害への備えは最低でも3日分(できれば一週間分)と言われています。
トイレに行く回数を一日6回とすると、
3日分なら 6回×3日=18回分 (一人あたり)
7日分なら 6回×7日=42回分 (一人あたり)
が最低限の数の目安になるのではないでしょうか。
トイレをガマンするのはつらいので、もう少し多めにあると安心です。
★できれば携帯ウォシュレットも準備

災害時は何日もお風呂に入れない可能性があるので、おしりふき(ウェットシート)か携帯ウォシュレットを準備されるといいと思います。

TOTOの電動携帯ウォシュレット(約7,000円)は、トイレのウォシュレットのような水流です。

こちらは手動式のもので、水圧は細めでチロチロと優しい感じ。
株式会社ライフの 携帯用おしり洗浄器 ハンディウォッシュ・スーパー(約1,000円)です。
★ペットシーツはどれくらい水を吸う?

ユニ・チャームのデオシート(レギュラーサイズ 44×32cm)では、多めの成人の尿量400mlは余裕で吸収しました。
頑張れば800~1,000mlくらいは吸えました。
(でも気分的に使いまわしはおすすめしません)

ちなみに同商品のワイドサイズ(60×44cm)は2リットルくらい吸水しますが、便器には大きすぎるかなと思います。
下痢など漏れが心配なときだけレギュラーサイズを2枚使えばよいと思います。
★ニオイは気になる?

BOSの消臭袋(うんちが臭わない袋)に入れて夏場の屋外で3日保管しましたが、特にきつい尿臭はありませんでした。
(大の方は分かりません^^;)
100均の消臭袋の方は真夏だったせいか、けっこうニオイがきついなと感じました。
★防災グッズのトイレとの違い、手作りのメリット・デメリット

ペットシーツ式トイレの難点は、保管がかさばることだと感じました。
↑の写真はユニ・チャームペットのデオシート116枚(1,380円)とBOSの非常用トイレ50回分(4,400円)の大きさ比較です。
防災グッズの非常用トイレの方が圧倒的に小さいですね。

BOSの商品は広辞苑くらいの大きさの箱に、必要なものがすべて収められています。
材料を色々買いに走らなくても、これ一つで済むのがありがたいですね。

ちなみに箱の中身は消臭袋50枚(約50×20cm)、吸水シート50枚、45リットルポリ袋52枚です。

BOSの非常用トイレの仕組みですが、吸水シートで尿を吸い取る方式です。
キッチンペーパーみたいな薄いペラペラの紙が付属しています。

このシートに水を吸わせてみると…
(隣にいるのは犬です。すみません^^;)

数秒経ってから、ゼラチン状にかたまりました。
(写真は400mlの水を吸わせた状態)

ペットシーツも切って中身を確認したところ、同じような素材っぽかったです。
どちらも災害時のトイレとしての機能はほぼ変わりません。

ペットシーツの場合は、普段から床にこぼれたジュースやおしっこを吸い取るのに使えます。
おむつ替えの時などに下に敷けば、水で洗浄する際の受け皿にもなります。
お値段を安く済ませてペットシーツか、コンパクトに防災グッズの非常用トイレか、みなさんのライフスタイルに合わせて準備してみてくださいね。
Posted by
MAKI on
0
阪神・淡路大震災を振り返る
北淡震災資料館を訪問して
阪神・淡路大震災は、1995年(平成7年)1月17日5時46分に発生しました。
震源地は、淡路島北部の現在の淡路市(当時は北淡町)で、震源の深さは16kmでした。
地震の規模は、マグニチュード7.3、最大震度は、日本の地震観測史上最大の7でした。
最初にきわめて大きな揺れが10数秒続き、しばらくして短いが大きな余震もありました。
震度7の地域は、神戸市、芦屋市、西宮市、宝塚市の各一部と淡路島の東北部でした。
死者の多くは最初の数秒で犠牲に
震災による死者は6,434人、行方不明者3名でした。死亡者の9割以上は家屋の倒壊や家具などの転倒による圧迫死で、最初の大きな揺れで建物が倒壊したときに亡くなったと思われます。
死亡の推定時刻は、当日の6時までとなっており、ほとんどが即死状態だったとされています。
その他の死因は、火災、精神的ショックなどです。
建物の被害は、全・半壊が約25万棟、ライフライン関係では、平均、電気で6日間、水道の断水は神戸市全域の復旧は3か月にも及びました。
直下型地震は事前の備えが最重要
阪神・淡路大震災は、早朝の子どもたちが寝ている間でした。
もしも保育時間中に発生した時はどうすればよいのでしょうか。
立っているができないような大きな揺れが数秒間続いたときには建物が倒壊してしまうのですから、大きな声で指示する以外、ほとんど何もできないでしょう。
耐震補強や家具の転倒防止などが子どもの命を守るカギになります。
北淡震災資料館の訪問
阪神・淡路大震災は、野島断層が水平に2m、垂直に1.2mずれたことのより発生したもので、断層や当時の家屋などの一部が北淡(ほくだん)震災資料館に保存されています。
今回、初めて北淡震災記念館を訪問しました。
記念館は、淡路島の北部の淡路市(旧・北淡町)にあります。
阪神・淡路大震災では、水平に2m、垂直に1.2m野島断層がずれましたが、記念館には写真の通り、ずれた断層や生垣、住宅が保存されています。

2段にずれたことがわかる

垂直に1.2mずれている

住宅内は再現されている
また、阪神・淡路大震災と同じ揺れを体験できるコーナーもあり、観光で淡路島を訪問されるときは、立ち寄り先に加えられてもよいと思います。
Posted by
MAKI on
0

どうも、ブログスタッフのゆっこです。
最近は防災備蓄用品として大容量ポータブル電源が注目されています。
「災害時には必須」なんて言われることもあり、本当かな?と思いました。
今回は「ポータブル電源は本当に防災に必要か」問題について考えてみようと思います。
なお私が実際に購入してみて感じたことは、
あればめっちゃ便利だけど、
絶対ないとダメというほどでもない
(人や状況にもよる)
という感じでした。
※記事は宣伝目的の案件じゃありませんよ、全額自腹です。念のため。
★ポータブル電源って何?

ポータブル電源とは、ざっくり言うと持ち運びのできる蓄電池(バッテリー)のことです。
あらかじめ本体に充電しておくと、コンセントのない場所でも電源を使えます。
私が購入したオウルテックという日本の会社のポータブル電源 403Wh(112,000mAh) は、
(OWL-LPBL112001-BK)
・家庭用コンセント 2口
・タイプA USBポート 3口
・タイプC USBポート 1口(PD対応100W)
・シガーソケット 1口
・DCプラグポート 2口
を使うことができます。

こんな感じですね。
コンセント式の普通の扇風機や電気毛布、パソコンも使えますよ。
ドライヤーの弱の温風(350W)も出せました。
(ドライヤーの機種によっては動かないかもしれません)
ドライヤーの強風、電動工具、電気ポットなどは性能不足で動きませんでした。

さらに多くのポータブル電源はソーラーパネル(別売り)を使って充電することが可能です。
停電が何日も続いた場合、乾電池だと中身を使い切ってしまったらもうおしまいですが、ポータブル電源は「晴れさえすれば」ほぼ無限に電気を供給し続けることができます。
(曇るとほとんど発電しませんが…)
防災グッズとしては、とても頼もしい限りです。
★電気はどのくらい使えるの?
ポータブル電源があれば電気が使い放題になるわけではありません。
↓は「これくらいの性能のポータブル電源なら、〇ワットの家電を〇時間くらい使えるよ」という一覧表です。
実際には電気を使うときにロスが生じるそうなので、表の数字の7~8割くらいが実際に使える時間と思った方がいいです。

表にある〇〇Wh(ワットアワー)という数字は、製品の性能を表しています。
・この数字が大きいほど性能がいい(=値段も高い)
・この数字と同じくらいのワット数の家電が使える
と、ざっくり考えてもらって大丈夫です。
たとえば700Whのポータブル電源を買ったら、
・700Wくらいまでの家電が動かせるよ
・消費電力が100Wの家電なら約7時間動かせるよ
・消費電力が700Wの家電なら約1時間しか動かせないよ
ということになります。
ご家庭のスマホや携帯ゲームの充電用途なら200~400Whの製品で十分ですし、電子レンジや炊飯器を使いたいのなら1500Wh~2000Whクラスの製品が必要です。
参考までに一般的な家電の消費電力を載せておくので、ご確認ください。

購入の際には、どういった電化製品をどのくらい使いたいかを考えて選ぶといいです。
理想は予算の許す限り一番高性能なポータブル電源を買うことですが、最安でも2万円前後、高い物は10数万~20万円の買い物になります。
数年~10年くらいで寿命がきて買い替えることを考えると無理のない予算で一度買ってみて使用感を確かめるというのが一番いいような気がします。
★ポータブル電源が必要な人、いらない人

さて、結局のところ、この記事を読んでいるみなさんにポータブル電源が必要なのか、必要ないのかという話なのですが、
電源がなくて生活(生命)に支障が出るか
どうかで考えるといいと思います。
・仕事上どうしてもパソコンを使う必要がある
・医療機器や福祉用具などのバッテリーが切れると困る
・ヒーターが切れたら飼っているお魚さんたちが死んでしまう
などの場合は優先度は高めです。
(ちなみに人工呼吸器など生命維持装置にはポータブル電源を使うことはできません。医療機関などでご相談ください)
お子さんがいるご家庭では災害時にゲームができることも大切。
いつもの遊びができることでストレス緩和につながります。
逆に、そこまで欲しくないかなーという人は不要です。
ただし最低限の安否確認の連絡はできるようにしておきましょう。
モバイルバッテリーや乾電池式充電器の準備をおすすめします。
自宅の建て替え、車の買い替え予定がある方は家庭用蓄電システムや電源コンセントが使える電気自動車などを検討してみてもよいと思います。
★保育所には必要?いくら位の電源を買ったらいい?
すでに購入している園では、7万円くらいの値段のものを用意しているところがあります。
南海トラフ地震のように大きな災害では、1か月くらい停電が続くことがあります。
最低でも1週間くらい停電することを想定しておいた方がいいと思います。
★避難所に持って行って使えるか問題

一方で少し考える必要があるのが避難所に行く予定の人。
ポータブル電源はよほど小型の物でない限り何キロも重量があります。
ソーラーパネルと一緒に持って歩くと、かなりの大きさになります。
(写真の機種は電源5kg、ソーラーパネル4.8kg)
機材を運ぶのに時間がかかって災害に巻き込まれては本末転倒です。
また、避難所に持っていけても満足に使えるかどうかは微妙です。
ポータブル電源は時々ファンの音が回ることがあるので、
(電気ヒーターの弱くらいの音量でうるさくはないですが)
「あら、それは何?スマホが充電できるの?」
「私にも使わせてもらえる?」
「私も、私も!」
という感じで避難所の共有財産化してしまう可能性もあります。
高価な物なので盗難の危険もあります。
心配なら持っていくのはやめたほうがいいかもしれませんね。
★ポータブル電源の値段・買える場所・廃棄方法

【価格】
ポータブル電源の価格の相場は100Whあたり1万円くらいが基本です。
200Whのポータブル電源なら約2万円、1000Whなら10万円前後という感じ。
火災の危険もあるので、無名のメーカーの激安商品は避けましょう。
有名なのはJackery、Anker、suaoki、SmartTap、LACITAなど。
予算に余裕があれば、ぜひ別売りのソーラーパネルも欲しいところ(2~4万円)
メーカーによってケーブルの規格が違うこともあるので、同じ会社の物を買うと安心です。
【買える場所】
最近は家電量販店にも売っているのを見かけますが、お値段はやや高め。
インターネット注文の方が安くておすすめです。
Amazonや楽天市場などの通販サイトの他、各メーカーの公式通販サイトでも定期的にセールを行っています。
私は楽天市場のオウルテック公式通販で買いました。
(ポータブル電源403Wh 約4万円+ソーラーパネル120W 約3万円
セール中でこれよりもう少し安かったですが)
【寿命】
数年~10年くらいで買い替えることになると思っておいたほうがいいです。
繰り返し使っていると、バッテリーが劣化していくようです。
【捨て方】
ポータブル電源の廃棄処分の方法は、ネットで調べた限りどこにも書いてなかったのでよく分かりません。
少なくとも自治体の不燃ごみには出せないようです。
私が購入したオウルテックという会社のポータブル電源の説明書には、「廃棄の際はサポートセンターにご連絡の上、送料はお客様負担で製品をお送りください」というようなことが書いてありました。
心配な方は購入前に事前に各メーカーにお問合せください。
【おすすめ関連記事】
・ 災害時・停電時にスマホを充電する方法
・ 断捨離なしの100均・プチプラ防災 家具の固定・地震対策をしてみた話
・ ポリ袋で節水 ごはんの炊き方動画と簡単レシピ
・ 冷水でおいしく作れるカップラーメン・インスタント麺
Posted by
MAKI on
0
★断捨離なし&低コストでできる家具の地震対策

どうも、ブログスタッフのゆっこです。
みなさんの保育所やご家庭で家具の地震対策、されていますか?
災害の少ない地域では、
「何をどう準備したらいいのか分からない」
「対策をしたくてもまわりの人の理解が得られない」
という方も多いと思います。
私自身も片づけが苦手で、家族は大の面倒くさがり。
それでも時間をかけて少しずつ対策してきました。
できるだけ低コストでできる災害対策をご紹介できればと思います。
★こんなにある地震対策に使える100均商品

地震対策グッズは巷にあふれていますが、全体に値段はお高め。
家具の突っ張り棒以外は、まずは100円ショップで揃えることをおすすめします。
とくに耐震ジェルマット、家具安定板、S字フック、安全ロック(キャスターストッパー)、滑り止めシートあたりはかなり使えます。
★地震に強い収納方法ってどんなもの?

これはレスキューナースをされている辻直美さんが書かれた著書『プチプラ防災』(扶桑社・2019年)や、他のいろいろな本を読んで、自分なりにまとめたものです。
基本的には、↑のイラストのように収納していきます。
(1)家具を固定する
(2)滑り止めシートを敷く
(3)物はケースに入れて収納する
この3つを覚えておけば、ほとんど大丈夫です。
そのほかのコツは、
・重い物は下のほうに収納する
・ハサミや包丁など危ない物は出しっぱなしにしない
・背の高い家具の上には、天井まで段ボールなどを敷き詰めて隙間をなくす
という感じです。
★ということでニトリの箱と100均グッズを敷き詰めてみた

ということで、うちのリビング収納がこちらです。
センスがいまいちなのと、物がてんこ盛りなのはお恥ずかしい限りです…。
これは家庭での例ですが、もちろんみなさんの保育所、幼稚園でも使えるテクニックです。
写真のカラーボックスの中の白いケースは、ニトリで購入しました。
でも入れ物は100均のケースでも、段ボールでも何でも大丈夫です。
物はバラバラには置かず、できるだけケースに入れて収納することが大切です。
そして今回使った100均グッズはこちら。

透明なシートとS字フックはセリアで、他はダイソーで買いました。

カラーボックスの底には、こんな↓家具安定板をかませています。

家具を後ろに傾斜させることで、前に倒れにくくなるんだそう。
ここは他の家具との兼ね合いでこれしか対策できませんでしたが、できれば家具はL字金具、耐震用の突っ張り棒、耐震ジェルマット、釘やチェーンなどでがっしり固定したいところ。
突っ張り棒とジェルマットなど、2つ以上の方法を組み合わせるとより強い地震にも耐えやすくなるそうです。

棚板にはダイソーで買ったベージュの滑り止めシートを敷きました。
(他にも黒、こげ茶、白などが売っていました)
家電やガラス製品には耐震ジェルマットを敷いています。
どちらもけっこうピタッと止まっていて、物がズレません。
みなさんの保育室の棚の上には、きっと便利だからということでいろいろな物を置かれていると思います。
震度6弱以上では、棚の上の物はすべて落ちる、棚の中の物はすべて飛び出すと思って準備してください。

ケースをよく引きずって出す場所には、ベージュの滑り止めシートはくっつきすぎて不向きです。
セリアの透明な滑り止めシートを入れました。
粘着力はほぼないので、効果はお守り程度かなと思います。
ずれ防止のためにベージュの滑り止めシートを下に入れています。

滑り止めシートも耐震ジェルマットも使えない(目立たせたくない)場所には、ダイソーで買ったシリコンラップを使っています。
耐震効果はあまりないと思いますが、シリコンラップやシリコンコースターなどのシリコン製品は水回りや多少熱くなりやすい場所でも使えます。
素のままで置いておくよりはマシかなと思います。
★危険の多いキッチンまわりの対策

あとは、キッチンの食器棚にS字フックをつけています。
これは東日本大震災を経験された方のブログで拝見したアイデアです。
一見頼りなさそうですが、戸が開きにくくなります。
もっと強力なものだと、↓のような

安全ロック・いたずら防止ストッパーという商品も100均に売っています。
(防災または、ベビー用品のコーナーにあります。これはダイソーで購入)

しっかりガードできますが、開閉に少し手間がかかるのが難点です。
(指先の力も少し必要です)

包丁やハサミなどの危険物は、引き出しの中に収納。
地震で体に刺さってケガをする人も結構いるそうです。

他の場所も滑り止めシートか耐震ジェルマットを敷きました。
うちでやった100均グッズでの対策は以上です。
★プチプラでは買えなかった地震対策グッズ

100均で色々対策できるといっても、プチプラでは買えなかった防災グッズもあります。
・突っ張り棒(2本で約2,000円)
・冷蔵庫のL字ストッパー(北川工業 スーパータックフィット TF-L / 約2,000円)
・ガラス飛散防止フィルム(約600円×2枚使用、100均にもあり)
・火災報知器(4個で約6,000円)
です。

あとは、地震が来たら自動でブレーカーが落ちるという装置。
(株式会社 エヌ・アイ・ピー スイッチ断ボール / 約2,500円)
※最近のブレーカーにはこの機能がついているそうなので、新築の家にはほぼ不要です
最初は災害のニュースを見てあれもこれもと買い込んだのですが、防災グッズは数年~10年サイクルで買い替えが必要なものも多くあることに気づきました。
(経年劣化や家具の買い替えなど)
一度にすべてを対策しようとすると高額になります。
無理のない範囲で買い足していくといいと思います。
★おまけ 買ってよかった防災グッズ 簡易音姫と保安灯

最後に家庭用になりますが、普段にも便利だったよーという防災グッズを。
一つ目は電池式の簡易音姫。
(旭電機化成 トイレの音消しECOメロディ / 約1,200円)
公衆トイレでボタンを押すとジャーーと水の音が流れるアレです。
避難所生活で必要かと思って買いましたが、日常でも便利でした。

それからPanasonicの保安灯(WTP4088WP / 約3,300円)
コンセントにさして、普段はフットライトとして使用します。
停電になると内蔵の単三電池でピカッと光って懐中電灯になります。
3,300円と少し高かったのですが、家族には大好評でした。
めったに使わない防災グッズを買って棚の奥にしまっておくよりは、普段に役立つものを防災兼用として使っていくのが一番コスパがいいと思います。
Posted by
MAKI on
0
★災害時に一番使えるスマホ充電方法はどれ?

地震や台風で停電してしまってスマホの充電が切れそう…。
災害に備えて非常持ち出し袋に充電グッズを用意したい。
そんなときに役立つ方法をご紹介します。
【 結論 】
(1)もし被災地から離れることが可能であれば、停電していない地域に行って充電するのが一番
(2)防災グッズの中でおすすめは
電池式充電器とモバイルバッテリー
余裕があれば、大容量ポータブル電源とソーラーパネル
(3)故障やバッテリー切れの可能性も考えて、複数の充電方法を準備しよう
ということで、大まかな一覧表が以下の通りです。
評価基準はブログ執筆者の主観ですので、参考程度にどうぞ。

※車やパソコン・スマホ等の本体代、電気代は含みません
以下の解説は長くなるので、目次をつけておきます。
気になる箇所だけでもどうぞ~
★はじめに 充電器と一緒にUSBケーブルも準備しよう

たいていの場合、充電器を買うと一緒にUSBケーブルもついてきますが、ご自分のスマホとケーブルの規格が合わなければ充電することはできません。
主に、
iPhoneはライトニングケーブル、
AndroidスマホはタイプCかマイクロUSBです。
タブレットや携帯用ゲーム機の規格も確認しておきましょう。
ケーブルは何本か準備しておくと安心です。
なお、100円などの激安商品はあまりおすすめしません。
充電できない(遅い)、スマホが壊れるなどのトラブルになることがあります。
★乾電池式充電器

防災グッズの定番が、この乾電池を使ったスマホの充電器です。
コンビニやドラッグストア、家電量販店などで1,000~3,500円くらいで売っています。
使い方は電池を入れて、スマホにUSBケーブルをつなぐだけ。
高機能なものはエネループなどの充電池からの充電にも対応している商品もあります。
難点は乾電池4本使っても、スマホの半分くらいしか充電できないこと。
充電速度も遅めです。
★モバイルバッテリー・大容量ポータブル電源

※値段は2021年4月オウルテック公式通販サイトより
モバイルバッテリーとは持ち運びのできる予備電源のことです。
・いつも持ち運ぶなら5,000mAh以下のもの
・自宅に置いておくなら1万mAh以上のもの
がおすすめです。
(〇mAhというのは、バッテリー容量のことです)
難点は、定期的に充電しなければいけないこと。
使っていなくても、3か月に1度は再充電しましょう。

発火・爆発の危険もあるので激安商品は避けて、商品の外箱や本体に「PSEマーク」や「PSE適合商品です」などの記載のあるものを選んだほうがいいと思います。

なお上位互換的な存在に、大容量ポータブル電源があります。
こちらはほとんどの機種で家庭用コンセントが使えます。
扇風機などの家電も使えて便利ですが、お値段は高め。
(2万~十数万円。Amazonなどで売っています)
★ソーラー充電器(ソーラーパネル/ソーラーチャージャー)

これはMOTTERUという日本メーカーのソーラーチャージャー(24W、楽天市場で6,999円)です。
折りたたむとB5用紙ほどのサイズになります。
雲一つない快晴の日ならスマホ1~2台分くらいの充電はできますが、お天気次第なのが難点です。
太陽に少し雲がかかるだけで充電速度が極端に落ちます。

これよりもっと大きなものはポータブル電源と組み合わせて使うことが多いです。
写真はオウルテックのソーラーパネル120Wタイプ(楽天市場で約3万円)です。
2つの製品の性能比較はこちら(5月の晴れの日に実験)

大型のソーラーパネルならガンガン充電することができますが、ポータブル電源がないとオーバースペック(性能が高すぎてもったいない)な気がします。
どちらの製品もモバイルバッテリーに充電することは可能。
なお手のひらサイズのものは、充電がほとんどできないこともあります。
★手回し充電器(ラジオ)

手回し充電器は、スマホ充電用にはおすすめできません。
試しに5分回してみましたが、同時にスマホでタイマーを計測していたせいか、バッテリー残量はむしろ1%減ってしまいました(涙)
かなりの重労働ですし、音も大きめです。
手回しはラジオとライト用と思った方がよさそうです。
★カーチャージャー(車載充電器/シガーソケット充電器)

車をお持ちの方でシガーソケットがあれば、カーチャージャー(車載充電器)というものを使ってスマホに充電することができます。

このような充電器が通販やホームセンターなどで1,000円~3,000円くらいで売っています。
お手持ちのスマホに対応したUSBケーブルをさして使います。

なお、↑の写真のように車にもともとUSBポートがついている場合もありますが、車種によっては充電が遅かったり、充電できなかったりすることもあるようです。
また、車内で普通のコンセント(ACコンセント)を使いたい人にはカーインバーター(車載用インバーター)という商品もあります。
家電が使えるので車中泊に便利ですが、バッテリー上がりには注意です。
★ノートパソコンから充電

もしスマホの充電がピンチで、他に方法がない場合は、ノートパソコンから充電できることも覚えておくとよいです。
パソコンの電源を入れて、USBケーブルをさすと充電できます。
★他のスマホ・タブレットから電源を分けてもらう

中~上級者向けの方法になりますが、どうしても他に方法がなければ、スマホ(タブレット)から他のスマホへの充電も可能です。

Androidの比較的新しい機種同士であれば、↑のようなUSB TypeC to TypeCのケーブルが使えることもあります。
iPhoneの場合は特殊なケーブルがないと難しいようです。
ワイヤレス充電機能がついた機種なら、ケーブルなしで充電できることもあります。
★まとめ
以上、様々な方法を紹介してきましたが、一番手っ取り早いのは停電(被災)している地域を出ることです。
仕事や介護など、どうしてもその地域を離れられない事情がなければ、休息もかねてホテルや電源の使えるカフェに行ってみるのも一つの方法です。