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東北の保育者たちに学び、備える~巨大地震が来る前にできること

元・名古屋短期大学保育科教授まきさんと一緒に考える保育所・幼稚園の震災・防災・地震対策

南海トラフ地震の発生確率70~80%は本当か

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南海トラフ地震の発生確率70~80%は本当か
中日新聞が地震調査委員会の議事録分析


女川町医療センター
写真は女川町医療センター(2011年当時)

2018年2月9日、地震調査委員会が、南海トラフ地震が30年以内に発生する確率を「70%程度」から「70~80%」に変更したことを発表しました。
実はこの時の会議では地震学側と防災学側の意見が対立しました地震学側は、「他の地域と同じ方法にすれば(発生確率は)20%程度にまで落ちる」と主張しましたが、両論併記されることもなく70%~80%という30年確率が出されました。
発生確率を下げると、『税金を優先的に投入して対策を練る必要はない』ということになると政策側の声に押し切られたとのことです。

時間予測モデルとは
70%~80%という発生確率は、「時間予測モデル」を元に導き出されました。
時間予測モデルは、高知県室戸市の1707年の宝永地震、1854年の安政南海地震、1945年の昭和南海地震まで3回の地層が地震発生前に隆起しているとの記録をもとに予測を立てています。
しかし、宝永地震と安政南海地震の間隔は147年、安政南海地震と昭和南海地震の間隔は90年、宝永地震前も102年の間隔であり、発生間隔がはっきりと定まっているわけではありません。
時間予測モデルが根拠がないとの研究発表もあり、他地区の予想区判定方法とも違うことから、海溝型地震の研究者は支持しませんでしたが、政策側の委員に押し切られたとのことです。

それでは南海トラフ地震は来ないのか
フィリピン海プレートは、毎年数センチ、ユーラシアプレートに沈み込んでおり、ひずみは溜まっています。
前述の通り、過去には90年から150年程度の間隔で大地震が発生していますが、次にどの程度の地震がいつ来るかなどの予測は、現段階では不可能であるというのが現状です。
それでもプレート間のひずみは溜まっています。
いつ発生しても子どもたちの命を守り切ることのできる準備が必要です。

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MAKI

岐阜県在住、広島市出身。趣味は音楽鑑賞、トロンボーン、旅行、愛犬と遊ぶこと。名古屋短期大学保育科を退職し、現在は国際ボランティアコーディネーター、スタディツアーの企画などを行っています。

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