保育所でも家庭でも!断捨離なしの100均・プチプラ防災 家具の固定・地震対策をしてみた話
★断捨離なし&低コストでできる家具の地震対策
どうも、ブログスタッフのゆっこです。
みなさんの保育所やご家庭で家具の地震対策、されていますか?
災害の少ない地域では、
「何をどう準備したらいいのか分からない」
「対策をしたくてもまわりの人の理解が得られない」
という方も多いと思います。
私自身も片づけが苦手で、家族は大の面倒くさがり。
それでも時間をかけて少しずつ対策してきました。
できるだけ低コストでできる災害対策をご紹介できればと思います。
★こんなにある地震対策に使える100均商品 ★地震に強い収納方法ってどんなもの? ★ということでニトリの箱と100均グッズを敷き詰めてみた ★危険の多いキッチンまわりの対策 ★プチプラではなかった地震対策グッズ ★おまけ 買ってよかった防災グッズ 簡易音姫と保安灯 |
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★こんなにある地震対策に使える100均商品

地震対策グッズは巷にあふれていますが、全体に値段はお高め。
家具の突っ張り棒以外は、まずは100円ショップで揃えることをおすすめします。
とくに耐震ジェルマット、家具安定板、S字フック、安全ロック(キャスターストッパー)、滑り止めシートあたりはかなり使えます。
★地震に強い収納方法ってどんなもの?

これはレスキューナースをされている辻直美さんが書かれた著書『プチプラ防災』(扶桑社・2019年)や、他のいろいろな本を読んで、自分なりにまとめたものです。
基本的には、↑のイラストのように収納していきます。
(1)家具を固定する
(2)滑り止めシートを敷く
(3)物はケースに入れて収納する
この3つを覚えておけば、ほとんど大丈夫です。
そのほかのコツは、
・重い物は下のほうに収納する
・ハサミや包丁など危ない物は出しっぱなしにしない
・背の高い家具の上には、天井まで段ボールなどを敷き詰めて隙間をなくす
という感じです。
★ということでニトリの箱と100均グッズを敷き詰めてみた

ということで、うちのリビング収納がこちらです。
センスがいまいちなのと、物がてんこ盛りなのはお恥ずかしい限りです…。
これは家庭での例ですが、もちろんみなさんの保育所、幼稚園でも使えるテクニックです。
写真のカラーボックスの中の白いケースは、ニトリで購入しました。
でも入れ物は100均のケースでも、段ボールでも何でも大丈夫です。
物はバラバラには置かず、できるだけケースに入れて収納することが大切です。
そして今回使った100均グッズはこちら。

透明なシートとS字フックはセリアで、他はダイソーで買いました。

カラーボックスの底には、こんな↓家具安定板をかませています。

家具を後ろに傾斜させることで、前に倒れにくくなるんだそう。
ここは他の家具との兼ね合いでこれしか対策できませんでしたが、できれば家具はL字金具、耐震用の突っ張り棒、耐震ジェルマット、釘やチェーンなどでがっしり固定したいところ。
突っ張り棒とジェルマットなど、2つ以上の方法を組み合わせるとより強い地震にも耐えやすくなるそうです。

棚板にはダイソーで買ったベージュの滑り止めシートを敷きました。
(他にも黒、こげ茶、白などが売っていました)
家電やガラス製品には耐震ジェルマットを敷いています。
どちらもけっこうピタッと止まっていて、物がズレません。
みなさんの保育室の棚の上には、きっと便利だからということでいろいろな物を置かれていると思います。
震度6弱以上では、棚の上の物はすべて落ちる、棚の中の物はすべて飛び出すと思って準備してください。

ケースをよく引きずって出す場所には、ベージュの滑り止めシートはくっつきすぎて不向きです。
セリアの透明な滑り止めシートを入れました。
粘着力はほぼないので、効果はお守り程度かなと思います。
ずれ防止のためにベージュの滑り止めシートを下に入れています。

滑り止めシートも耐震ジェルマットも使えない(目立たせたくない)場所には、ダイソーで買ったシリコンラップを使っています。
耐震効果はあまりないと思いますが、シリコンラップやシリコンコースターなどのシリコン製品は水回りや多少熱くなりやすい場所でも使えます。
素のままで置いておくよりはマシかなと思います。
★危険の多いキッチンまわりの対策

あとは、キッチンの食器棚にS字フックをつけています。
これは東日本大震災を経験された方のブログで拝見したアイデアです。
一見頼りなさそうですが、戸が開きにくくなります。
もっと強力なものだと、↓のような

安全ロック・いたずら防止ストッパーという商品も100均に売っています。
(防災または、ベビー用品のコーナーにあります。これはダイソーで購入)

しっかりガードできますが、開閉に少し手間がかかるのが難点です。
(指先の力も少し必要です)

包丁やハサミなどの危険物は、引き出しの中に収納。
地震で体に刺さってケガをする人も結構いるそうです。

他の場所も滑り止めシートか耐震ジェルマットを敷きました。
うちでやった100均グッズでの対策は以上です。
★プチプラでは買えなかった地震対策グッズ

100均で色々対策できるといっても、プチプラでは買えなかった防災グッズもあります。
・突っ張り棒(2本で約2,000円)
・冷蔵庫のL字ストッパー(北川工業 スーパータックフィット TF-L / 約2,000円)
・ガラス飛散防止フィルム(約600円×2枚使用、100均にもあり)
・火災報知器(4個で約6,000円)
です。

あとは、地震が来たら自動でブレーカーが落ちるという装置。
(株式会社 エヌ・アイ・ピー スイッチ断ボール / 約2,500円)
※最近のブレーカーにはこの機能がついているそうなので、新築の家にはほぼ不要です
最初は災害のニュースを見てあれもこれもと買い込んだのですが、防災グッズは数年~10年サイクルで買い替えが必要なものも多くあることに気づきました。
(経年劣化や家具の買い替えなど)
一度にすべてを対策しようとすると高額になります。
無理のない範囲で買い足していくといいと思います。
★おまけ 買ってよかった防災グッズ 簡易音姫と保安灯

最後に家庭用になりますが、普段にも便利だったよーという防災グッズを。
一つ目は電池式の簡易音姫。
(旭電機化成 トイレの音消しECOメロディ / 約1,200円)
公衆トイレでボタンを押すとジャーーと水の音が流れるアレです。
避難所生活で必要かと思って買いましたが、日常でも便利でした。

それからPanasonicの保安灯(WTP4088WP / 約3,300円)
コンセントにさして、普段はフットライトとして使用します。
停電になると内蔵の単三電池でピカッと光って懐中電灯になります。
3,300円と少し高かったのですが、家族には大好評でした。
めったに使わない防災グッズを買って棚の奥にしまっておくよりは、普段に役立つものを防災兼用として使っていくのが一番コスパがいいと思います。
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